美味しいステーキの焼き方
肉の下準備と焼き方ひとつでステーキの美味しさは大きく違ってしまいます。
下準備から丁寧に!
まず、肉をあらかじめ冷蔵庫から出して室温に馴染ませておき、焼く直前にスジ切りをします。スジ切りをしておくと肉が柔らかく感じられて美味しさがさらに引き立ちます。
そして、塩・コショーを適量、肉の片面ずつ均一に振りかけていきます。ここでのポイントは“均一に振りかける”ことです。
フライパンを選ぶ!
フライパンは、できれば鋼の厚いものを選びたいです。厚いと熱の通り方が違いますので、自ずと鋼の薄いフライパンと比べて焼き上がりに差がでてしまいます。
まず、フライパンを白い煙が出るまでしっかり熱します。そこにいく分多めの油を注いでフライパンの表面全体にまんべんなく油を馴染ませます。しっかり油を馴染ませないと、肉がフライパンにくっついてしまったり焼き上がりにムラができてしまいます。
いよいよ肉をフライパンに投入します!
盛り付けの際に表になる面から強火で焼きを入れていきます。このときフライパンに蓋をして熱の拡散を防ぐのがコツです。そして、肉の表面に均等に焼きを入れるために、時々フライパンをゆすって下さい。
ここからが焼き方の本番になります!
肉に焼きが入ったら約30秒ほどで弱火にします。ここからはお好みの焼き方によって焼き時間が変わってきます。レアなら弱火で約30秒、ミディアムなら弱火でおよそ1分、ウェルダンなら弱火でおよそ1分30秒くらいが目安となります。
そうしたら肉をひっくり返します。このとき余分な油はキッチンペーパー等でふき取ってください。余分な油をふき取ることでギトギトした味わいを避けることができます。そして、フライパンに蓋をして再び強火でおよそ30秒ほど火を入れます。
そうしたらまた弱火にして、レアなら弱火で約30秒、ミディアムなら弱火でおよそ1分、ウェルダンなら弱火で約1分30秒ほど焼きます。このとき、あまり肉をいじくり回さないことがコツです。必要以上に肉を返したり、押したりしてしまうと肉の旨味が逃げてしまうのです。
仕上げのひと工夫でさらい美味しく!
焼き上げの最終段階で、お好みによりワインやシェリー酒、ブランデーなどを少量振りかけて焼くと香りが立っていっそう美味しくなります。
さて、食べ方ですが、こってりしたステーキソースはかえって肉本来の旨味を壊してしまうので注意して下さい。