米寿:柔らかいすき焼きなどが喜ばれます!
米寿に贈る牛肉は、年齢と今後の健康を考えて選択する。
米寿は、米という文字を分解すると八十八となることから、88歳の年齢を祝う行事として日本では定着しています。77歳は喜寿、99歳は白寿などとされていますが、その中でも米寿はその米という文字が末広がりになることから、とても縁起の良いお祝いであるとも言われているのです。
さて、そのような米寿のお祝いとして様々な品物を贈ると思いますが、その中でも牛肉を贈るという選択肢は意外と喜ばれるものなのです。特に長生きをする人はお肉が好きであるという統計の結果もありますので、米寿を迎える方のほとんどがお肉が好きであると考えても良いかもしれません。
しかし、そこで贈るのはどのような牛肉でも良いというわけではなく、しっかりと米寿の方を意識した牛肉選びを行うことが必要であります。それでは、米寿の方のお祝いとして、どのような牛肉を選んで贈るべきなのでしょうか。ここではその参考例を提案させて頂きます。
食べやすい牛肉もしくは製品を選ぶようにしましょう。
まず米寿を迎える人は88歳というかなりのお年を召されていることになります。
ある一定の年齢を超えれば、年齢と体調は必ずしも比例しませんので、88歳といえども現役並みにバリバリと働いている方が居られるのも事実です。しかし、やはり口腔機能や胃腸関係の働きは年齢とともに弱ってくる傾向がありますから、たとえ元気な米寿の方であったとしても食べやすい牛肉や、牛肉を使った製品を選んで贈るように心がけるのが大切であると考えられるでしょう。
その点を配慮するとすれば、噛み応えのあるようなホルモン系の部位であったり、通常の部位であったとしてもあまりにも硬くて消化に悪いような部位があるならば控えたほうが良く、すき焼き用肉などの柔らかくて食べやすいものを選べば無難です。
また、牛肉を使った加工製品を贈る場合であったとしても、先述したような食べやすさや内臓関係への優しさを考慮しつつ、どのような製品を贈ればよいか考えましょう。
オレイン酸など、不飽和脂肪酸が多く含まれている牛肉を選ぶ。
米寿のお祝いに贈る牛肉で気をつけるポイントとしては、その部位だけではなく、牛そのものも適切なものから選ぶようにしましょう。
国内には様々なブランド牛などの品質の良い牛肉が存在していますが、最近その高品質な牛肉の中でも一際注目されているのがオレイン酸などの不飽和脂肪酸を多く含んでいる牛肉の存在です。このような種類の牛肉は、一般的に食べ過ぎると身体に悪いといわれている脂身が不飽和脂肪酸でできているため、多くを食べても身体の中に脂肪がたまりにくく、動脈硬化などを防ぐと言われています。
米寿の方であれば、どうしても何らかの身体の不調が存在していると考えられますが、そのような人であっても不飽和脂肪酸を多く含む牛肉であれば食べても安心ですし、とても脂身が柔らかいので美味しく頂くことができます。この点を配慮しておけば、米寿を迎えるような高齢の方であっても確実に喜んでくれるでしょう。
白寿を目指してもらう意味を込めて牛肉を贈るべき。
米寿に牛肉を贈る意味としては、米寿を迎えることができた記念、そしてそのお祝いがメインではあると思いますが、サブテーマとしては美味しい牛肉を食べてこれからも元気で生活して、次の記念歳である白寿を目指してもらうという意味も込めることができるでしょう。
そのようなことからも、米寿に贈る牛肉を選ぶときには、その肉の美味しさだけに注目するのではなく、その人が食べやすいか、健康に良いかなどの点を考慮して贈るべきだと言えるでしょう。